2008年11月30日

人はなぜ踊るのか

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めずらしくマジメなタイトルですが……

11月の中旬、南インドはタミルナドゥ州から来日していた
シスター・チャンドラとシャクティ舞踊団
ワークショップ&講演会に参加しました。


シャクティ舞踊団のダンサーは、
ダリット(不可触民)という
カースト外(最下層の階級?)の少女たち。
その人格とは関係なく、
ダリットというだけで差別を受け、
さらに「女性」ということで差別を受けている。

生まれて、女の子とわかった瞬間に
「ダウリー(結婚のときの持参金)が用意できないから」
と殺されることもあり、
成長したとしても、
男の子のように教育を受けられなかったり
男性に比べて劣悪な労働条件で働かされたり。


DSC06754.jpg そんなダリットの少女たちに、
 読み書きや裁縫など、
 経済的自立のための技術や
 人間の権利や尊厳についての意識、
 そして民俗芸能(ダンス)
 教えているのが、
 カソリックの修道女
 シスター・チャンドラ

彼女の活動が日本社会貢献支援財団から
表彰
されることになり
来日公演や講演会が開催されたのです。


このシスター・チャンドラと
シャクティ舞踊団の少女たちと
彼女たちをサポートする民俗楽器の演奏家たちの
今回の来日がなかったら
私は「ダリット」の存在を知ることはなかったでしょう。

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南インドの映画音楽でよく聴く
ブォンブォンという動物の鳴き声のような音を出す楽器
「ウルミ」(写真左上)を初めて見たのですが
彼女たちのエピソードを聞いたあとでは
映画音楽の景気のいい、陽気な印象は消え、
とても切ない音に聴こえました。


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でも、踊っているときの彼女たちは
鮮やかな衣装に負けないくらい美しく
とても堂々としていたし、
ワークショップの雑談タイムや
駅までの帰り道にはしゃぎながら歩く様子は
日本の中高生と変わらない
本当にふつうの女の子たちでした。



「人はなぜ踊るのか」
私はただ楽しいから、好きだから踊っているけれど。
彼女たちは踊ることで戦い、生きるために踊っている。

うまく言えませんが、
踊りで伝わる、伝えられるものの深さとパワー
ただただ圧倒されました。



シャクティ舞踊団の成り立ちや、
シスター・チャンドラの功績、
民俗楽器のことなど、
詳しくは以下のサイトを見てくださいね。

◆シスター・チャンドラとシャクティの踊り手たち
◆シスターチャンドラの講演会と舞踊
―インドのダリット女性の自由と解放を求めてー



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彼女たちが演奏している「タップ」という太鼓は、
本来はダリットの男性
上位カーストの葬儀の前触れ太鼓として演奏するもので
ダリット自身の葬儀で叩くことは許されておらず、
女性が、自分たちのために、ステージで
この太鼓を叩くとうことは
過去の因習を二重にも三重にも打ち破るという
意味があるのだそう。


DSC06629.jpg ワークショップでの
 タップの実演。
 バラさんの振り付けにも
 こんな動きがあるので
 初めて見るのに
 懐かしい感じ(笑)。

タップの写真を見ていると、
なぜだか「しいたけ」が食べたくなります……
スミマセン、最後にくだらないこと言って(汗)。


そうそう、ワークショップ
バラ組メンバル・むんむんさんの企画でした。
むんむんさんのサイトワークショップの動画や、
シャクティ舞踊団の来日時のエピソード
たくさん載っていますので、ぜひぜひ見てくださいね〜。
posted by sanjo at 14:48| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | インドいろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

美味? 珍味!? パパイヤチャンプルー

もうじき12月、そろそろ1年も終わりです。
時間の経つのも早いが記憶の薄れるのも早い今日このごろ。

ethnicfes03-1.jpg そんなワケで
 10日ほど前のイベント
 「パパイヤチャンプルー」
 の報告です(汗)。

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会場の沖縄料理店「青いパパイヤ」
東急田園都市線で渋谷から30分ほどの
「藤が丘」駅にあります。
が、高野山に行く直前くらいまで
「藤沢」だと思い込んでいました。

DSC06661.jpg 1階のインド料理屋に
 気を取られている
 アードゥンパラワイ
 ご一行様(笑)。
 会場の青いパパイヤは
 2階です。


外観も内装もとても雰囲気のいいお店でした。

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南国っぽいムードのせいか、
1階のインド料理屋の熱?のせいなのか
床がほんのり温かい。
裸足で踊る身にはとてもありがたいです。


踊るスペースをさっくり確認したあと
「まかない」をいただきました。

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ゴーヤチャンプルーと沖縄そばの焼きそば。

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見よ! この光速の箸さばきぴかぴか(新しい)(笑)。
食べ物に感謝し、おいしく残さずいただくのは
アードゥンパラワイのポリシーぴかぴか(新しい)です。


で、着替えてメイクして、アッという間に本番。


まずはMegさんのベリーダンスです。

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さわやかな笑顔のMegさん、
おかめのお面やら番傘やら、
ベリーダンスらしからぬ小道具も使いつつ
軽やかな舞で魅せてくれました。


続きまして、われわれの出番。

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私ともりこmaxさんとみっしーの3人で
バングラナンバー「Yaaran Kollon Sikh Kuriye」

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セバス&elireenのペアダンス
「Gundu Manga Thoppukkulle」
披露させていただきました。


そして、ボサツノバさんの登場!
ボサノバを歌うお坊さんです。

DSC06704.jpg 5月のイベント
 彼の歌を聴いて以来
 すっかりファンとなり、
 ライブにも2度ほど
 行きましたが
 共演はとてもウレシイぴかぴか(新しい)


そして、やっぱりその場にいる人を
みんなトリコにしてしまう、
その不思議なパワーはとてもウラヤマシイ。

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サプライズでボサツノバさんのバンド仲間?
エビ子ヌーベルバーグさんも登場、
魅惑のデュエット・ナンバーを聴かせてくれました。


DSC06713.jpg 記念撮影はなんとなく
 バチ当たりな雰囲気。
 修行の邪魔をする
 踊り子たち……って
 ところでしょうか(笑)。


やや進行がもたついたり、
個人的にはミスもありましたが
自分もお客さんとして見てみたかったな、
出演できてヨカッタと思えるイベントでした。
お客さんと「青いパパイヤ」のみなさんには、
あらためて感謝ですぴかぴか(新しい)


1年を締めくくるには少し早いけど
今年は踊りを通じて、いろんな出会いがありました。
すべての出会いに感謝しつつ
来年もさらなる出会いがあるように
これからも楽しく踊っていきたいですねぴかぴか(新しい)


DSC06718.jpg アードゥンパラワイの
 メンバルたちと
 共演のMegさん、
 主催のひまぱ〜んさん
 渋谷で打ち上げ。

お疲れさまでした〜ぴかぴか(新しい)
また一緒に何かやらかしましょうね!


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そうそう、イベント中の写真は
おーちゃいさんが撮ってくれました。

おーちゃいさんともまた一緒に踊りたいなぁ。
ご来場、本当にありがとうございました。
posted by sanjo at 23:54| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 怒濤のインドダンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

とりいそぎ御礼

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ボサノバ演奏とエスニック・ダンスの
ミックス・イベント「パパイヤチャンプルー」
無事終了しました。

ご来場いただいたみなさま、ありがとうございましたぴかぴか(新しい)
お店のみなさん、お世話になりましたぴかぴか(新しい)
まかない、超・おいしかったです。

また詳しくレポしますが、とりいそぎお礼まで。

写真は修行僧を取り巻く魑魅魍魎(笑)。
posted by sanjo at 16:09| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 怒濤のインドダンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月13日

グジャラートはインドの静岡!?

ブログ、滞ってます。
けっこういろんなコトがあったんですけどね〜

えっと、「インドセンター経済フォーラム」というのに
参加してきました。

インド進出を考えている企業向けの
カタイ話が中心でしたが
「数字」で見るインドには
映画や音楽や文化から知るインドとは
違う魅力や不思議があり、いろいろ勉強になります。

ざっくり言うと、
今、インドの発展に力(技術、資金)を貸すと
大きなリターンが見込めますよ、
なかでもグジャラート州が注目ですよ、
インドと日本、力を合わせて
これからの時代を生き抜いていきましょう
……という感じ(ホント、ざっくりですね・汗)。

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 写真左上は
 主催のインドセンター
 代表のヴィバウさん。
 下はグジャラートからの
 来賓・サフーさん。
久々に竹中平蔵さん(写真右上)を見ました!



私が「へ〜」と思ったことをいくつか。

◆現在の日印友好関係の基礎を築いたのは森さん
日本の総理大臣の中では印象の薄い(私だけ?)
森さんですが、2000年の彼の訪印は
中曽根さん以来10年ぶりだったそう。
そこから日印関係が進み
今や日本は「インド・ブーム」???


map.jpg ◆グジャラートはインドの静岡
 私の個人的な感想です(笑)。

 現在、デリームンバイを結ぶ
 産業大動脈(輸送道路や工業地帯)
 を開発中で、その全長の約40%が
 グジャラート州
にあたるそうです。

東海道新幹線も、東京〜大阪間の40%くらいは
静岡県を走っている気がします。
工場も多いし。

それにグジャラートはガンジー生誕の地だそうで
ガンジー関連のスポットが多数、
静岡は徳川家康ゆかりの地で、家康スポット多数。
比べちゃいけないかもしれないけれど
どちらも改革のリーディング・パーソンですよね。


◆インドの食糧の1/3がムダになっている
気候と、保存や輸送手段の未発達のせいで
年間生産量の1/3が劣化しているんだそうです。
それは日本人×2を養える量だとか。
この分野で、日本の技術や資金を投入すれば
インドは世界の台所になり得る???


◆インドの平均年齢は28歳
10年後には25歳になるそうです。
日本の「昭和25年」と同じだそう。
4人に1人が60歳以上の日本とはエライ違い。



「将来有望なインド」の話を聞く一方で
インド北東部のビハール州では
年収200ドル程度、1日60円で暮らす人がゴロゴロ、
日本の「格差」なんてまだまだ甘い! 
という現実もあるそう。


好きなインドに投資して
それで儲かるんならいいな〜と
ファンドをちょこちょこ買ったりしてますが、
インド発展の恩恵は
投資家へのリターンだけじゃなく
本当にインドの隅々に行き渡ってほしいと思います。

ま、そんな大きなことを言えるほど
投資してませんが……(汗)。



「経済フォーラム」なんだけど
テーマ?がグジャラートということで
ストールをグジャラート風に巻いていたら
閉会後の「来賓歓迎の宴」に誘っていただけましたぴかぴか(新しい)
帝国ホテルでブッフェ・パーティです!

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このフォーラムの2日ほど前に
タミル・ナドゥ州から来日中の
シャクティ舞踊団のワークショップに参加して、
彼女たちの日本での切ない食生活について
聞いたばかりなので、
同じインドなのに、この格差は? と、
やや心苦しくなりましたが
ごめんなさい! ちゃっかり楽しみました。


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バングラ・クイーンの名刺
来賓のグジャラート州のみなさんに大ウケでしたよ〜ぴかぴか(新しい)


日本とインドと力が合わせて
みんなハッピーな時代がくるといいですよね……ホントに。
posted by sanjo at 20:41| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | インドいろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月06日

あの般若心経を2度、3度

菩薩ノバさんのLIVEに行ってきました。
ボサノバを歌う、お坊さんです。

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5月のお寺イベントで、彼の演奏を聴いて
激しく衝撃(笑撃?)を受け、
以来、とても気になるアーティストです。


会場は四谷三丁目の「だあしゑんか」
「チェコ料理・ビール・絵本」がテーマの
とてもかわいらしいカフェ(バー?)です。

そんななごみの空間で、1時間半くらい
彼の曲と、トーク?を堪能しました。
料理もおいしかったし(写真撮り忘れた >_<)
ニューアルバムには
お気に入りの「般若心経」も入ってたし、
大満足‥‥なのですが
彼の魅力を言葉にするのはとても難しいです。

ぜひ1度、ナマで聴いてみて……ということで
11/16(日)、「パパイヤチャンプルー」という
イベントで彼と共演します。

東急田園都市線・藤が丘駅近くの
沖縄料理店「青いパパイヤ」で、
14:00〜16:00の開催。

インド・ムービーダンスと
お坊さんボサノバと
ベリーダンスの不思議なチャンプルー。
沖縄料理のブッフェと1ドリンク付きで
2500円はお値打ち……だと思います。

予約はメールのみ、先着20名さま限定! 
早い者勝ちです。
予約&問い合わせはコチラ
私に直接メッセージしていただいてもOKです。

気になるアーティストとの共演はとてもウレシイ。
いつも以上にハリキッテ踊りますので
お時間の合う方、ぜひぜひいらしてくださいね〜ぴかぴか(新しい)


ethnicfes03-2.jpg フライヤー裏面。
 出演者のプロフィールを
 読むと、ホントに不思議な
 顔合わせだな〜って
 思いますよ(笑)。
posted by sanjo at 21:12| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 怒濤のインドダンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

大島ディワリ

今年のディワリも終わり……と思ったら、
今週は「大島ディワリ」がある、
という(笑)を聞きつけ、行ってきました。

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会場は都営新宿線・大島駅から徒歩3分くらいの亀出神社
こじんまりとしてますが、
それでもインド人が50人以上はいたと思います。


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 まずは「ふるまい」
 カレー弁当をいただきぴかぴか(新しい)
 スタッフの方たちが
 手分けして作ったっぽい
 家庭の味の詰め合わせ。

ただ、スプーンがなくて、割り箸で食べました(苦笑)。
たまたま通りかかったっぽい、
地元の人(日本人)にも無料で配布。
インドの神様は太っ腹ぴかぴか(新しい)



そしてCNCさんの古典舞踊を鑑賞。
境内(というか公園)に敷かれたブルーシートが客席です。

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なんだか、インドのお寺で踊ったのを思い出しました。
ステージとしては、決していい条件じゃないんだけど
温かくて、でも神聖な雰囲気。


例によってサリーで出かけたせいか
日本人からは「何のお祭りですか?」と尋ねられ、
インド人からはビデオ撮影を頼まれ
なんだかスタッフのようでした(笑)。



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最後はインド・スイーツでできた
クリシュナ様にお祈りをして、
ついでに(笑)神社にもお参りをして退散。


横浜や西葛西の大はしゃぎも楽しかったけど
この静かなディワリ・ナイトは
今年参加したディワリの中で
いちばんディワリらしいイベントだったと思いますぴかぴか(新しい)



これで秋のインド系イベントはひと段落かな???
サリーを着るには、気候的にもそろそろ限界(笑)なので
寂しいですが、ちょうどいいかも。

でも、屋内でサリーが着られるような催しがあったら
ぜひお知らせくださいね>インド人のみなさまぴかぴか(新しい)
(屋外でももちろんOK・笑)


この1年のインドな出会いに感謝。
そして次の1年も、またたくさんのインドな出会いが
ありますように……ぴかぴか(新しい)
posted by sanjo at 23:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | インドいろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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